環境配慮樹脂の普及促進

地球温暖化などの環境問題・エネルギー問題が注目される中、当社では環境配慮樹脂を使用した製品開発に力を入れています。
当社でも以下の環境配慮樹脂を取り扱っております。

『 LIMEX 』(ライメックス)

LIMEX Pelletは、炭酸カルシウムなど無機物を50%以上含むことで、石油由来プラスチックの使用量とCO2を含む温室効果ガス排出量の削減が見込めます。
また、LIMEX Pelletを使用したLIMEX製品は単一素材で設計された製品と同様に、マテリアルリサイクルが可能です。
◎石油由来プラスチック使用量の削減
◎CO2を含む温室効果ガス排出量の抑制

<弊社取り扱いLIMEX>
ダイレクトブロー成形

ダイレクトブロー成形とはポリエチレン等の樹脂を加熱溶融し、筒状に押し出して金型で挟み空気で膨らまし成形するもので、液体洗剤やシャンプーなどトイレタリー用のボトル容器に広く使われています。
ダイレクトブロー成形グレードのLIMEX Pelletは、ダイレクトブロー成形向けに配合を最適化したもので、ポリエチレンの代替素材として使用できます。
従来のポリエチレン製ボトルと比べて、石油由来プラスチックの削減や温室効果ガス排出の抑制などの環境性能に優れており、既存の成形機を活用して従来品と変わらない物性を備えたボトル容器を製造できます。
開発においては、大手化学品専門商社であるソーダニッカ株式会社と、プラスチック容器の総合メーカーである当社との連携により、販売開始に至っています。

既存の成形設備によるLIMEX Pelletのダイレクトブロー成形|タハラ × TBM
https://youtu.be/0iBWLxMsWMU

『 Biomass Polythylene 』(バイオマスポリエチレン)

植物を原料に製造されるバイオエタノールから取り出したエチレンを元に製造されるポリエチレンです。
今回ご紹介するバイオマスポリエチレンの元となるバイオマスエタノールは、主にサトウキビの搾汁から砂糖を精製した後に残るモラセス(廃糖蜜)を発酵させて作られたものです。
◎CO2排出量を多く削減することができます。
<弊社取り扱いバイオマスポリエチレン>
ダイレクトブロー

バイオマスプラスチック度 約96%
 
『 Biomass PET 』(バイオマスポリエチレンテレフタレート)

サトウキビの搾りかすであるモラセス(廃糖蜜)から精製したバイオマスエタノールを原料として使用しています。
PET樹脂組成の約30%を植物由来で構成することができます。
◎石化由来PETと比較し、温室効果ガスを全体で20%削減できます。
<弊社取り扱いバイオマスポリエチレンテレフタレート>
ストレッチブロー成形

バイオマスプラスチック度 約30%

※表示について
バイオマス由来成分の含有量が25%以上あれば、JBPA(日本バイオプラスチック協会)のBPマークを使用できます。
BPマーク使用の際は、JBPAへの会員登録と商品毎の登録、認証(有償)が必要です。

『再生PET樹脂』

工場、市場から回収したPETボトルを粉砕、洗浄しペレット化したもので、新品とほぼ同等の品質を確保することができます。

 

まほろばエコオフィス宣言

私たちは地球温暖化防止のため、次の活動に取り組みます。

1.事務所等のエアコン温度を冷房28℃、暖房20℃を目安に設定しています。
2.アイドリング、急発進を控え、エコドライブを心掛けます。
3.節電、節水
当社は成形機のヒーターなどに使う電気の使用が多く、2つの工場を合わせて毎月一般家庭約1,500軒分の電気を消費しています。電気を無駄なく使って少しでも地球温暖化を防止するため、プラスチック製品1kgあたりを生産するために使用する電気量の推移を毎月把握し、改善を進めています。
4.再利用・分別の徹底
プラスチック製品の原料となる樹脂を月あたり200トン近く使用しており、生産時のロスを少なくすることが大変重要です。製品として使われなかった樹脂量の推移を毎月把握し、効率よく使えるよう改善を進めています。また、製品として使われなかった樹脂のリサイクルにも努めています。
5.環境にやさしい製品の購入

太陽光発電への取り組み

本社工場屋上に太陽光パネル840枚を搭載しています。
(1枚あたり240W 合計201KW)
2013年6月3日に発電を開始しました。

AMEDESU-Q

地球温暖化につながるCO2削減の取り組みとして、エコ製品の製造に取り組んでいます。